|
この工事は、高山市丹生川町桐山に広がる農地・中根地区において行いました。
平成16年の台風23号による異常出水により、農地排水の流末部である本排水路が被害を受け復旧工事を行うこととなりました。
写真上にマウスポインタを移動すると、完成写真との比較ができます。 |
|
被害を受けた排水路は、コルゲートを使用してあり、途中には集水桝(泥溜)が数カ所設置されています。
長年の使用によりコルゲートの底部は、腐食が進み穴が開いていました。
写真上にマウスポインタを移動すると、完成写真との比較ができます。 |
|
現場は、かなりの急勾配で機械施工が困難であり、ほとんどの作業を人力により施工しました。
写真上にマウスポインタを移動すると、完成写真との比較ができます。 |
|
この現場で使用される排水路の構造体は「布製型枠:タコムマット」。
当社での施工は、初めてでしたが資材メーカーより手ほどきを受けながら施工しました。 |
|
土工を完了し測量を行い、実測値に基づいてタコムマットが製作されるので、現地での施工時には、サイズ違いがありません。
布製型枠という種別ですが、打設したコンクリートと一体となるため、脱枠作業はありません。 |
|
コンクリートを打設している状況です。
非常に強度のある材質なので、破裂したりコンクリートが流出することもありませんでした。 |
|
使用したコンクリートの配合は、
18−23−20N です。
ポンプ車を使用し、打設しました。 |
|
高流動なコンクリートであるため、型枠の隅々まで効率よく充填されました。
タコムマットは、布製であるため打設中のコンクリートの水分のみが表面よりにじみ出ていました。その結果、予想以上に硬化が早かったです。 |
|
打設したコンクリートの硬化が、ある程度確認できたところで、アンカーピンを打込み地盤に定着させます。
後は、タコムマット両端部の厚さ分を埋戻して完成となります。 |