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除雪に使用した機械たち
丹生川支所よりロータリー除雪車の貸与を受けました。
写真は使用前の点検を行っているところです。 |
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ロータリー除雪車(貸与機械)
ニッセキR03A(2ステージ184型・250PS)
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除雪ドーザ(クローラ型)
キャタピラー三菱 D6M (16t級)
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除雪ドーザ(クローラ型)
キャタピラー三菱 D6RU (21t級)
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除雪ドーザ(クローラ型)
キャタピラー三菱 D6R (21t級)
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除雪ドーザ(ホイール型)
KOMATSU WA200 (1.9m3級)
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バックホウ(クローラ型)
キャタピラー三菱 320CU (0.8m3級)
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バックホウ(クローラ型)
キャタピラー三菱 320CU (0.8m3級)
※今年は例年にない大雪で、作業の途中でこの機械を
追加しました。
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作業着手前
これから始まる過酷な除雪作業に先立ち、機械の点検 整備を行いました。
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作業状況
先頭を切りひらくD6M。
目印のスノーポールも雪に埋もれて役に立たない箇所
もあり、道路の線形が分からないときもあります。
常に恐怖との戦いです。
機械の前下方にガードケーブルが並んでいます。
先頭車は、道路面よりも遙か上方で作業を行っていま
す。
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先頭のD6Mが機械1台分の道筋をつけた後は、順次
D6R・D6RU・BH320CUが雪の路盤を下げていき
ます。
道路上には、ガードレール・ガードケーブル・落石防護
柵などの道路施設があり、それらを破損しないよう慎重
に作業を行います。
またこの作業段階では、道路舗装面までの盤下げは行
いません。 |
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上記の理由により、残された雪はロータリー除雪車で吹
き飛ばします。
乗鞍のような山岳地帯の除雪作業は、雪自体の重さに
より雪質が非常に密で圧雪になっています。
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ロータリー除雪車の後をWA200(除雪ドーザホイール型)
が追走します。
ロータリー除雪車が、センターラインに沿って1車線分を
あけると、その両脇に雪が残ります。それらをそれぞれ
除雪していると最低でも3往復することになります。
WA200は、両脇の雪を片側に寄せロータリーの仕事
量を軽減するとともに、除雪の総仕上げを行います。
また、この時期でも猛吹雪となる日があり、次の日の朝
除雪機械までたどり着けなくなる事もあるため、1日の
作業を終えると、ある程度の場所まで機械を下げます。
今回の除雪機械の中で、もっとも走行距離の多い機種
です。 |
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桔梗ヶ原でのロータリ除雪車による作業状況です。
この辺りは、強風によりあまり雪が積もらない所なの
ですが、例年にない大雪でかなりの積雪量でした。 |
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畳平の様子
桔梗ヶ原を過ぎると終点の畳平となります。
畳平には神社があり、その屋根付近まで積雪が届きそ
うです。
この写真では分かりづらいですが、神社の屋根までは
結構な高さがあります。
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雪に埋もれたトイレです。 |
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除雪作業の最終地点。
畳平の除雪に全機械が集まって作業を行います。 |
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この写真で、神社の屋根の高さが分かります。
直前で作業をしている除雪ドーザは、舗装面よりも1m
上で作業をしているので、屋根までは機械3台分くらい
は積雪があります。 |
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自然現象
スノーポールには、強風により雪が横?に積もります。
スノーポールの色が違うところで、雪の付き方に差が出
ています。 |
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土俵ヶ原付近。
この辺りは、雪が溜まる箇所と吹き飛ばされる箇所と差
の激しい箇所です。
必然的に、風の激しい箇所ともいえます。
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下界では、春の高山祭りが行われるこの時期にも乗鞍
では猛吹雪に見舞われます。
朝一番、暖機運転中の機械です。 |
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猛吹雪とともに視界不良となり、太陽の光が届かなくな
るため陰影が分かりづらく、周りの状況が把握できなく
な ります。
管理された道路上ではありますが、雪山で遭難する状
況が理解できました。
この日は、作業を中止しました。 |
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積雪量
ここは、畳平駐車場手前のゲートを過ぎた辺りです。
今回の除雪区間中で、もっとも積雪量の多かった場所
です。
1本のスタッフ(高さを測定する定規)では足りず、2本
使用して計測しました。
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下の段のスタッフは、3m10cm。 |
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上の段のスタッフは、7m00cm。
合わせて、10m10cmもありました。
全区間を通して、平年よりも2〜3mは多かったです。 |
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絶景
乗鞍スカイラインから見える穂高岳。 |
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乗鞍スカイラインから見える笠ヶ岳。
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